よく大人は子どもに対して、「大きくなったら、何になりたいの?」と無邪気に尋ねるものだ。
で、女の子の場合は「パパのお嫁さん!」なんて実に実に可愛らしいお答えを返したりすると、
「まぁー、この子はねぇ、ちっちゃい頃には”パパのお嫁さんになりたい”って言って~」と
一生 親御さんたちに嬉しい思い出を与える孝行娘になるんである。
ところが私の場合は、口では「・・・学校の先生・・・」だの「・・・英語の本を訳す人・・・」だのと
親の鼻が別の意味で高くなるような答えを用意していたものの、
内心では、絶対にこの夢を悟られてはならないと思い定めたものになりたかったのだ。
それはだな。
小学校高学年の頃は、「吉本新喜劇の娘役」!
吉本興業に入ってお笑い芸人になろうと思っていたわけではなくて、あくまで新喜劇のほうの娘役である。
それというのも、その当時、新喜劇のヒロインをやっていた人がもうすでにオバサンの域に入っていて(爆)、
子ども心に
「これだったら、私のほうが絶対にこの人よりも美人になる!
若いだけでも、この人を抜ける!!」
と確信したからだ or2。
「娘役ナンバーワンになれなかったら、新地のバーに勤める!」とまで思ってました>当時。
イヤな小学生だぁ。
高校2年生の頃は、「少女マンガ家」!!
勉強もせずに、毎日だらだら、家で原稿を描いていたんである。
でも、ネーム作りをせずに、いきなり一枚目の下書きをしてはペン入れ、二枚目を書いてはまたペン入れ、というやりかたをしていたので、どうしても5頁以上のマンガが描けなかった。
ひどい場合は、表紙だけを一所懸命描いて、おしまい。
ダメな高校生だぁ。
その頃の原稿の一部が、今も捨てられずに残ってます。
絵柄の古さもさることながら、動きのなさ、無駄なアップの多さ、明らかに現実のロックンローラーに依拠したキャラ作りに、今 見ると脱力しまくる。
どちらの夢も、無理して達成しようとしなくてよかったんだなー、と振り返るたびに安堵します。
なお、大学に入ったあと、どう見てもイケメンのかけらもない同級生(男)が、声をひそめて
「ここだけの話やけどな、オレ、ジャニーズ事務所のオーディション 受けたことがあんねん」
と話してくれたのを、「わーっはっはっ!」とその日のうちに女子ネットワークで広めまくったことがある(爆)。
勿論、自分の「吉本の娘役ナンバーワン」の夢なんか、おくびにも出すもんかい。
ひどい大学生だぁ。
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