2008年3月29日

「ちりとてちん」は少子化対策に役立つか?

Aoi01151
← 今日の一枚は、「ちりとてちん」の徒然亭草々(青木崇高)。
 分娩室の中から元気な産声が聞こえてきた後、マジ泣きしているシーンがなかなか秀逸でした。
(ドラマから冷めた目で見てしまうと、「どうした、この人?」(←毒)なんだけど・・・。)
 役作りに、本当に一所懸命に打ち込んだんだなー、とちょっと感動。

 さて、「ちりとてちん」の本編のほうは、「私、お母ちゃんみたいなお母ちゃんになりたい!」と
案の定、メーテルリンクで終わってしまったわけなんですが・・・。
20年後(?)くらい未来人の上沼恵美子さんのナレを聞いていても、
やっぱり私には釈然としない点が多々残ってしまった。

 そもそもこのドラマを観ていて、
「なぜ喜代美はこんなに自分を不幸だと思い込んでいるのか」
と、私なんか途中からイラッと来ていたのです。

だってー。

(1) 両親は健在、お祖母ちゃんまで健在、実家の弟はヨメも貰わず、誰一人、「孫はまだか」などと催促もしない。

(2) 結婚相手は孤児。付き合わなければならない親族係累一切なし。
    したがって、自分の実家とだけ密に行き来していれば、それで良し。

(3) お母ちゃんは瞬間移動の術を身につけていて、「すわっ!」という時には大阪に飛んできてくれる。(そのためにも、お祖母ちゃんが元気、という設定が欠かせない。)

(4) 本人は女流落語家として、一応 順風満帆なキャリアを積み重ねてきたらしい。
   草原兄さんには、「若狭の創作落語はウケるしな」、愛宕山をかけた後にも「なんでや、”愛宕山”でもあんなにお客を笑わせたやないか」とまで言わしめている。

(5) しかし、ここで、「でも私はお母ちゃんみたいな(以下略)」を吐くことで、全てが素晴らしい選択として昇華される。
   一門の誰にも(夫にでさえ!)相談もなく、高座で「私の最後の高座におつきあいくださいまして」と爆弾発言をしたことさえ、なしくずしに許される。

(6) もともと草々は”家庭が欲しい人”。 
   喜代美のタレント活動もいやがっていたくらいだし、自宅にいて、おかみさん稼業をしてくれて、子育てに専念してくれるとあらば、反対するわけもない。(若狭がそれを見越して、草々にも相談していなかったようで、そのあたりも不愉快・・・。)

(7) かといって、この夫婦、10年近く子どもが出来なかったのに辛くてお金のかかる不妊治療をしていた形跡もない。
  (不妊治療中だったら、ツワリでオエオエするまで妊娠に気が付かないなんてことありえない。)
  全くの運のみで子宝に恵まれた模様。

(8) 今後も、草々・喜代美の夫婦はひぐらし亭の二階に住み込んで、喜代美は「ひぐらし亭のおかあちゃん」にもなるらしい・・・。
   
(9) しかも上沼ナレーションによると、この2~3年後からは、喜代美はA子と二人で旅行にも行くらしい。
   実家に子どもを預けるか、例によって糸子さんが小浜から瞬間移動してきて、きっとひぐらし亭でも面白さをふりまくのであろう。
   「いやー、若狭のお母さんは実に面白い!」とか、「”おかあさんのおかあさん”やなぁ”!」とか。
   A子はひぐらし亭の大スポンサー様なので、草々も文句のつけどころがあるまい。
   (順ちゃんとは旅行しないんだなー・・・、とそのナレーションを聞いた時 思いました>私。)

 てな具合に、「育児の手伝いをしてくれる人あり」、「住む場所はしっかり確保」、「不妊治療もなしにひょいっと妊娠」、「夫は専業主婦(てか、内助の功型の女性)にもともと憧れのある人」、「夫に一切の係累なし」、「自分も20年後まで(?)親の介護をする必要もなし」な喜代美は、特別に恵まれた存在なのだ。

 こんなドリーミンな筋、子あり・子なしに関わらず、主婦層にアピールしないと思うんだけど(^^;)。
少子化対策にも役に立たねーよっ!

 最後まで観続けているうち、
早くおのれの幸せに気がつけ、喜代美」と、途中からは生あたたかい視線で見守るようになってしまっていました。
 はぁぁぁぁ・・・。(溜息)
 別れ別れになっていた弟子たちがまた集結してくる辺りは、大好きだったのになぁ・・・。

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2008年1月20日

篤姫 第三話 「薩摩分裂」

Aoi01090
← 今日の一枚は、「篤姫」で徳川家祥(のちの家定)を演じている堺雅人さん。

 暗愚を装っているが、島津斉彬(高橋英樹)に対峙していたある瞬間にきらりと洞察のひらめきを見せて、本来は暗愚ではないことを示すところが良かった。
しかし、それをすぐに「若様は暗愚ではないと思われますが」と、老中たち相手にしゃべっちゃう斉彬ってどうよ(爆)。

 えーと、私個人としてはもうこの「篤姫」はいつ観るのをやめてもいい感じ(-_-)。
篤姫こと於一(おかつ)姫の描かれ方があまりに現代風で、
あまりに自由奔放すぎて、全く時代劇を観ているような気持ちになれないのだ。
自分の家の厨から盗んだカツオや角樽や鯛を持って、
謹慎中の大久保(原田タイゾー)の家にひょこひょこ出かけて行く無神経な姫君なんて、イヤです・・・。

宮崎あおいも、はしゃぎすぎなような。
すぐに左右に唇をひいて、歯をむき出して、「ニッ」って笑うのも姫君らしくなくて、イヤです・・・。
書道にいそしんでいるかと思えば、閉じた瞼の上に目の絵を描いていた(←DOCOMO 2.0のCMで、長瀬智也が妻夫木と瑛太にやられたイタズラと同じ)というオチにもげっそり。

 京都の近衛家では御所言葉というよりも、大阪弁に近い言葉遣いだし、
薩摩では上級藩士以上はすべて標準語に近い言葉遣い。
そりゃ、方言オンリーにすると意味不明になるから、であろうけれども、現代風な文章とあいまって、まったく台詞が江戸時代のものらしくございませんの。

 家定のもとに篤姫がお輿入れして対面するシーンは観てみたいけれど、そこまで皆勤で観ていられる自信はありません。

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2008年1月 6日

篤姫 第一話 「天命の子」

Aoi01079
← 肝付尚五郎(のちの小松帯刀)役の、瑛太くん。
 耳がぴょんと両脇に張り出しているのが、ちょん髷だとなおのこと目立ちます。

 さて、試しに『篤姫』の第一話を観てみたのですが、
主人公・於一(宮崎あおい)が出てくると、どーも大河ドラマというより連続テレビ小説だ
それも、従来型の、「ひたむきで前向きな、思い立ったらすぐに行動型」のヒロイン。

 その言動にすでに振り回されている肝付尚五郎は、
典型的な”ヒロインに最初に惚れる男子だが、その想いはむくわれない、いい人”って感じですな。
 若い二人の時代劇がまだ今ひとつ板についていないこともあって、二人の登場シーンは妙に軽い。

 一方、「このとき、何歳だったのかテロップ表示してくれ!」と切に思ったのが、島津斉彬(高橋英樹)。
申し訳ないが、私にはどうしても、この斉彬にはもう成人を迎えた娘がいて、その娘が民放でアナウンサーをしているようにしか見えない(爆)。

 他に思ったこと。

● オープニングクレジットの、篤姫実写シーンでの着物と背景処理が完全にクリムト調。
  あれはリスペクトとかインスパイアといった域を超えていると思う。パ●リだと非難されるのではないかと心配。

● 「人影」というクレジットで登場した麿赤児。
  一体どんな役柄で?と思っていたら、確かに”人影”でした(^^;)。
  しかし、あの役は麿さんの魁偉で、かつどこか浮世離れした高僧のような異相でなければ出来ない役で、深く納得。

● 徳川家祥(のちの家定。堺雅人)は、単独登場でも十分にウッチャン化していた・・・。
  タイゾーが出てこなくても、家祥のシーンは立派にコントである。

● 何かあるたびに、ほいほい ご城下に飛び出していってしまう姫君は、あんみつ姫よりも気楽そうだった。


 うーん・・・。 この後、続けて観るかなぁ?
とりあえず、江戸に輿入れして、家定と対面するシーンは観てみたいかな。
もっかのところ、その程度の思いいれであります。

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2007年12月23日

さっきまでM-1グランプリを観ていた

Aoi01069
← 敗者復活から、なんと優勝してしまった「サンドウィッチマン」。

 893風のツッコミ役・伊達さん(左側)が実は可愛い顔をしていて、
ボケ役の富澤さんのほうが、よくよく見ると陰惨な目つきをしているのが面白い。

 私は予選と決勝と、二つとも安定したネタを演じたトータルテンボスが優勝するのかな、と思っていた。
(オットー大帝も、サンドウィッチマンの決勝でのネタは、時間が規定の4分よりも随分短かったのではないか、という意見。)

 勿論、サンドウィッチマン、面白かったんですよ(^^)。
ただ、敗者復活から勝ち上がってきて、決勝に進むときに、マジで
「一体、何をやればいいんですかね?」「ぼくら、もうネタがないです」
と悩んでいたのと、
それに対して進行役の今田耕司が「他にあるやん!」「オレ、見たことあるもん!」「準決勝でやったネタあるやん!」と懸命にツッコんだのとで、
会場がすごく「頑張れ、サンドウィッチマン!」な空気になったのは否めないなぁ。

 この後、彼らの人生が一変するのだろうか。

 変な話だけれど、反射的に「メリークリスマス♪」 「神様はいるよね!」と思ってしまったあたり、
私も やっぱりサンドウィッチマンの味方になっちゃったんだろうなぁ、と感じた。

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2007年12月20日

草々株は上がってますかぁ?

Aoi01066
← 今日の一枚は、「ちりとてちん」で徒然亭小草若役の茂山宗彦さん。

 えーと、今週は「ちりとてちんにおける徒然亭草々(青木崇高)の株を上げる算段の週」なのですが、
ご覧になっていて、順調に草々株は上がってますかぁ? ←誰に呼びかけとんのですか。

 私は一向に上がりません(;_;)ノ。
むしろ、草々株と比較して下がるはずの小草若株が、反発して上がってます

 だってー・・・

● そもそも、小草若には草々に罪をかぶせるつもりはなかったのに、草々が勝手に「自分が殴りました」、で破門。
それが、小草若の心の負担にならないわけがないじゃないか!
今でさえ、草原兄さん(桂吉弥)、四草(加藤虎ノ介)、若狭(貫地谷しほり)に「なんてことを!」と思われているのに、
この先、父親でもある草若師匠(渡瀬恒彦)に隠しおおせると思うてか?
 ただ尊建(波岡一喜)を殴ってしまっただけではなく、草々に罪をかぶせたとまで思われてしまったら、小草若の立場は・・・。

● しかも、尊建の記憶が戻ったら、殴ったのは誰なのかマルバレじゃないかぁ。
その場合、草々は誉められ(?)、逆に草若師匠は
「子供はよう破門にせんのに、赤の他人の弟子やったら破門にするんやな」
と謂れのない汚名を着せられるんだぞぉ。

● そういうイヤな目で見てしまう私には、草々の今回のスタンドプレー(←あえて言います)は、
「小草若と、オレと、どっちがホンマは大事なんですか、師匠」
とギリギリのところで勝負したように思えてしまいます。

● でー、破門になった後で、小草若のマンションの前で待ち伏せてるなよ>草々。
 マンション知ってるなら、「なにわ情報局」の打上会の時もマンションの前で待っとけよ。
 自己嫌悪でもう何がなんだか判らなくなっている小草若に、ここぞとばかりに男気を見せ付けるなよ。(そこが暑苦しい、と思ってしまう私って・・・。)

● で、これからの行き先を訪ねられて「女のところや」と言うのなら、どうせならA子の行方を捜しに行ってくれ
そして落語の「崇徳院」よろしくめぐり合い、もう一度 お互いの気持ちを確かめ合ってください。
 そして、そのまま夕陽に溶けて消えてしまえばいいのに。(こらこら)

● ・・・でも、そうでもして幸せになってくれないと、小草若は「師匠に負い目」「同門の仲間に負い目」「惚れている若狭にも勿論 負い目」「真相がわかったときに”寝床”を含む界隈にも負い目」で、結局 八方塞りのままなのだ。
 草々が不幸になればなるほど、小草若の立場の苦しさを思い、私ゃ切ないです。

● しかも、草々ってサヴァン症候群みたいな子供やったんかい!
 一度聞いた落語をほぼ覚える、というのと、落語の才能はまた違うのでは・・・と思ったりもするんですがね。
 まぁいいや、とりあえずそれが前途有望な証しだとして、そんな子供が入門してきた、
その翌日に自分も弟子になった、という小草若少年の内心を想像すると、私には慄然とするものがあります。
自分の才能を本気で試してみて、もしもダメだったことが判ったら、どれほど怖いか。
かといって、同じ土俵の上に上がらないと、両親は、もう一人の少年に気持ちが向いてしまう。
その子供は、誰が聞いても可哀相な身の上で、その上 稽古熱心、師匠とおかみさん大好き。
 ・・・やってられんわ(^^;)>私が小草若だったら。
 ほんで、「入門が一日早いから、オレのほうが兄弟子や!」とか「稽古せい!」と正論浴びせられたら、逃げ場がないですね。


 今日の草原兄さんの昔語りの場に四草がいなかったのも、
聡い四草だったら、たちどころに「それは小草若兄さん、辛かったでしょう」と言いそうだから、と考えるのは深読みでしょうか。 

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2007年12月16日

風林火山 最終話 「決戦川中島」

Aoi01061
← 今日の一枚は、ミツ役の貫地谷しほりちゃん。

 オープニングのクレジットで、「ミツ(回想)」となっていたので、
「ああ・・・撮りおろしシーンはないのだな(;_;)」と悲しくなっていたのだ。
事実、回想の中でもあっさりと触れられているだけだった。
(それにしても、武田に仕官するまでの勘助(内野聖陽)が野性的で、魅力的だったこと!)

ところが、ドラマの最後の台詞はあの
「勘助・・・うらには勘助の中に咲いている花が見えるだ。
 ・・・だから勘助が怖くないだよ」
だったので、じーーーーーーーーーん
よくぞ、それで〆てくださいました!

 そう、この台詞がなければ、勘助はただの異形の軍師として描かれただけだっただろう。
闘う以外に生きられない、そんな時代に生きざるを得なかった勘助の中にある繊細な心を汲み取ったミツの言葉が、
このドラマのキーワードだったと思う。

  個人的には、このミツの台詞と、
海ノ口に勘助が篭っていて、武田信虎(仲代達矢)の攻撃をことごとくはね返していた時の
「何者じゃ!? 何者があの城にいるのじゃ!?」(@信虎)
の台詞が、勘助を表す言葉として印象に残っている。
(実際、あの山城戦の時の勘助が、一番 軍略も冴えていたぞ。)

 ちなみに、「風林火山」が終わった後に来年の「篤姫」の番宣を観ていると、
つい、
「これって、来春からの連続テレビ小説?」と思ってしまった私って・・・(^^;)。
(多分、篤姫の男装や、若手俳優さんが多く映ったためだと思われる。)
全体に画面が明るくて、軽い感じがするのだ。

 やはり今年の大河は、骨っぽかったのだと思います。
特に、脚本家の大森さんのオリジナル部分の登場人物たちのリアルな汚さと、
その頃の勘助の腹の底が読めない悪党ぶりが良かったなぁ。
(逆に言えば、井上靖の原作部分に入ってからは「・・・・・・・」ってことで(←おいおい)。)

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2007年12月12日

とりあえず恋愛はおいといて。

Aoi01060
← 今日の一枚は、要潤。 
(すみません、実にテキトーかましてます。)

 私は「仮面ライダーアギト」を観ていなかったので、
連続テレビ小説「まんてん」が、この人を初めて観たドラマ。

 ヒロインは幼馴染(確か照英)とは結ばれないだろう、と直感的に感じたので、
もしかしたらこの人と結婚するのかも、と、勝手に「イケメン枠」でそう思っていた。

 ところが、その時の結婚相手は意表を突いていたですよ(^^;)>「お笑い枠」かと思っていた、藤井隆だった。

 今の連続テレビ小説「ちりとてちん」では、ヒロインの幼馴染にして、ヒロインに横恋慕しているのが
その「仮面ライダーアギト」で”ギルス”だった友井雄亮。(和田友春役、ですな。)
ちなみに、イケメン枠でもいいはずのところが、今のところ 全くのお笑い枠あつかいである。

 今回も是非、ヒロインの結婚相手(恋愛が実る相手)は、意表を突いてもらいたいものだと思う。

 うーん・・・。
ぶっちゃけ、今 ヒロインがなんとかフラグを立てようとしている草々(青木崇高)の株が日増しに私の中で下がっているので、
単に草々が最終的にあぶれる展開を見たいだけなんだけどね(爆)。

 「そう言うたらぁ、二人とも草々さんを好きやった時もあったんやねぇ」
 「そうそう、A子にとられた思てぇ、あん時はよう泣いたさけ・・・。
  ま、今となっては笑い話やぁ」
というような遣り取りが、A子(佐藤めぐみ)とB子(貫地谷しほり)の間で交わされる日が来るといいと思う。

 正直、今 ドラマで盛り上がっている(?)恋愛の部分は面倒くさくって・・・。
30前の男(=草々)が、それこそ「じゅうく、はたち」の女の子と同じレベルに下がっちゃってる恋愛って、
見ていて鬱陶しい~。

とりあえず恋愛はおいといて、今はヒロインには、落語道一筋に精進してもらいたいなぁ。

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2007年12月 9日

風林火山 第49回 「決戦川中島」

Aoi01053
← 今日の一枚は、武田信繁役の嘉島典俊さん。
もう、今夜放送分については、最初から最後まで、この方の力演に尽きます。

 それなのに、ああそれなのに、
なんともバランスの悪いドラマだこと~。(↑つい愚痴ってしまった。)
兄思いのこの人の忠心、
兄との最後の交情、
亡き母の形見の着物に兄が金泥で写経してくれた母衣(ほろ)を自分の息子に渡すよう、家来(春日源之丞)に託すシーン、
できる限り 自分が前線で時間を稼いで、妻女山から味方軍が戻ってくるのを待とうとする気構えなどなど
色々と見どころがあるのに・・・。

 今日に限って言えば、勘助(内野聖陽)パートが邪魔でした(←ファンなのに、言うか)。
真田どの(佐々木蔵之介)、相木どの(近藤芳正)とのお別れシーンは、ファンサービスなのかもしれないけれど、
ドラマとしては緊張感が削げて、そのぶん失速したような。
勘助が板垣どの(千葉真一)を回想するシーンも、あそこで挿入する必要があっただろうか。

 そのために、信繁出陣から討ち死にの見せ場に、”巻き”が入った状態。
諸角のじっちゃん(加藤武)がどこにいるのか、どこで追いつくのか、
信繁には諸角も死ぬ気で追いすがって来たのが判ったのか、
はしょられてしまった気がする。
少なくとも私は、そこをもっと掘り下げて欲しかった。

 随分以前に、お北様(風吹ジュン)に
諸角のじっちゃんが
「いくさの場で、晴信さま(市川亀治郎)と、信繁さまが危ない目に遭われましたら、
ここだけの話、それがしは信繁さまをお助けしたく思うております」 と言ってましたっけ。
その時、信繁が「滅多なことを申すでない!」と怒ったこと、
それを諸角が「だから、ここだけの話と申しております」と語ったことなど、
できればもう一度 匂わせて欲しかったなぁ・・・。
 
 信繁幼少の頃から、ずっと守り役として傍らにいた諸角に、もっと台詞をあげたかったです。

 いよいよ次回が最終回。
ううううーーーーーーんんん・・・。
このぶんだと、どうでもいい台詞の場面で全員が妙に力んで長丁場となり、
肝心の戦闘シーンは、誰かがアップになったままのスローモーションで処理されてしまうんじゃなかろうか。

 今日の回は、最後の10分ほどと、本編終了後の「風林火山紀行」に泣けました
最初のうちの20分ほどのつまらなさはなんだったんだろう、と思う(^^;)。

もし、おふく(緑魔子)が来る気にならなかったら、
上杉軍には「明日の朝、川中島に霧が出る」ってことが判らないままだったのかよ、と疑問が湧く湧く(爆)。

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2007年12月 3日

風林火山 第48話 「いざ川中島」

Aoi01047
← 香坂弾正虎綱役の、田中幸太朗さん。

 もっか、上杉軍とにらみ合いを続ける最前線の海津城の守りに専念中。
先日 縁談のあったリツ(前田亜季)は、
とうとう「この戦さが終わったら、嫁に行きます」と勘助(内野聖陽)に宣言し、
虎綱とリツの”勘助大好きカップル”が誕生することとなりました。

 うーん、しかし、今回の話もなぁ(^^;)。
第四次川中島の戦いが始まってしまえば、
あっちこっちで武田軍の主力が命を落とすエピソードと、
上杉政虎(Gackt)が武田信玄(市川亀治郎)の元まで騎馬で攻め込み、
三太刀だか四太刀だか浴びせるのを、信玄が軍配で受け止める、という有名なエピソードでほぼ終わり、と言っても過言ではないのだ。

 そのために前説をうーんと引き延ばしています、というのが顕著なストーリーで、
観ていてなんだか眠たくなりました。

 そんな状態で観ていて気になった、今週のツッコミどころ。

● お墓から現れた由布姫(柴本幸)の亡霊。
  黄金バットのようにビカビカ光っていた。
  勘助に今回の戦さについて忠告に来た、というより、単に勝頼(池松壮亮)の初陣に反対だ、という自己主張に見えて、
うーん、あの世に行っても自分と自分の子供のことしか考えられないのか、この人は?と思った。

● 宇佐美(緒形拳)の側近扱いの平蔵(佐藤隆太)。
  なーんで、こんなに気に入られたんでしょ?

● おふく(緑魔子)の出現。
  鬼美濃こと原虎胤(宍戸開)は、第四次川中島では死なないので、生きているのは正解。
 しかし、ここに来て、「鬼美濃を助けた奇怪な老女がいた」という情報で、勘助が訪ねていって、
そこでついでに川中島の気象について尋ねる流れは、どうにも安直だ。
 以前にも、今川義元(谷原章介)を謀略にはめる際に、
伝兵衛(有薗芳記)と太吉(有馬自由)がたまたま桶狭間周辺に物見に出かけていった経験があったため、
「ここいらあたりには、谷が深いので”桶狭間”と呼ばれている場所があるだ」
「そういや、最近、そのあたりで織田方の軍勢を見たっちゅう話だぁ」
にまるまる乗っかる、イージーな展開があった。
 それに勝るとも劣らない、いや、よく考えればもっと劣化したエピソードだぞ、今回は。
 普通、知らない場所で陣を張る際、その土地の地形や気象条件に詳しい古老を召しだして、色々と情報を集めるものではないのかね?
 私の想像では、上杉軍はちゃんとこれをやっているのではなかろうか。(だって、軍師のお仕事の基本なんだもん。)

● ちなみに。
 折角、原虎胤に会えたんだから、一言「リツがこの戦さの後、香坂弾正と縁組をする」くらいのことは言っておいてやれよ、とも思った。
 なんといっても、リツの実父なんだぞう。

 
 とにかく、ここに来て、勘助の老いっぷりが目立つ。
 本当に策士なの?と疑問が尽きないのだ。
そういう設定なのだろうから仕方がないにしても、
やはり「大河ドラマの主人公が、こういうカタルシスのない、尻すぼみの終わり方でいいのか」という感は否めません。

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2007年12月 2日

あと3回の「風林火山」

   Aoi01051

 ↑ 過去に描いた、山本勘助(内野聖陽)の絵をまとめてみました。

 出家する前の姿が圧倒的に好きだったので、「道鬼」になってからは一枚しか描いてない(^^;)。
 どれも似たような、むっつり勘助ばっかりで、我ながらあっけにとられました。

 さて、今日は私用があって「風林火山」の本編を視聴後にここの更新が出来ないため、
「いざ川中島」の感想は、明日まわし。

 あと3回で、この大河ドラマへの感想ががらりとドラスティックに変わるやも知れませんが、
47話まで観た時点でのまとめ感想など。

 えー・・・
率直に言って、私は内野さんのファンなのですが、「風林火山」で主役じゃなくても良かったなー・・・というのが本音です。
 もし、「風林火山」の勘助を演じるのであれば、
せめて武田晴信(信玄)と、由布姫を、綺羅星のように美々しいカップルに演じてもらいたかった。
観ただけで、
「なるほど、これなら勘助が自分のことのように入れ込んでもなんの不思議もない!」と
心から納得できるキャストであってほしかった・・・。

 今までのところ、信玄はやや軽薄なところのある主君という印象。
どんどん領土を広げていこうというのも、一体 何が目的なのだか、長期的戦略が見えてこない。
その信玄の器の大きさに心打たれて、神のように崇め奉る勘助の心理がわからんのだ。

 そして、由布姫。
うーむ、多くを語りたくないぞ、このキャストには(爆)。
少なくとも、ここまで観てきたかぎりでは、正妻の三条夫人のほうによほど理があり、
嫡男の太郎の廃嫡を願う由布姫や、勘助がとっても真っ黒な人びとに見えているのが悲しい。
 「絶世の美女」、「聡明」というのも、周りのキャストからの台詞で説明されるだけで、
一つとして、「なるほど聡明だ!」「これは美女だ!」と納得できるシーンがなかったのも悲しい。

 内野さんの知名度が上がったのは嬉しいけれど、
「あの眼帯の、顔芸の人」と思われていたら、もっと悲しい。

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2007年11月25日

風林火山 第47話 「決戦前夜」

Aoi01036
← 今日の一枚は、成田長泰(利重剛)の妻・伊勢の、井川遥さん。
 先週のラストで上杉政虎(Gack)の行列を下馬して見送らなかったために、衆人環視の中で鞭で打たれた成田は、怒りのあまり戦線から離脱。
人質となっていた伊勢を置き去りにしたのは、どういう神経なんだかよく判らない(爆)。
ま、これは史実というより講談噺のようなものらしいので、私如きに判るわけがないんだが。
 
 しかし、夫の無礼をなじられて、逆に政虎の驕りを突く伊勢さまは非常に美しく、かつしなやかに靭い、という印象を受けました。
井川遥、うまくなったなぁ~。
その昔、グラドルから女優に転身した時には、「素材だけで体当たりでやっているような」と失礼な感想を持っていたのですが、
『純情きらり』の杏(もも)ねえちゃんの役も良かったし、この伊勢の役も出番は短いながら良かった。
慢心の出た政虎の心を、また引き戻す重要な役割を、心の篭った台詞と演技で見事に果たしておられました。

 さて、今回は、いよいよ川中島決戦を前に、色んなエピソードを集約してみました、という回。
上杉勢が引き上げた後の小田原では、北条の親子(松井誠と早乙女太一)が揃って舞っている。
おひねりが飛びそうなシーンだった。
それと、北条はなにゆえ海鮮バーベキューが好きなのか。
あの料理を観るのは、これで二回目だ。(一度目は、若き日の勘助(内野聖陽)が仕官したがった時)

 一方、勘助は養女リツ(前田亜季)の嫁ぎ先を決めるのにおおわらわ。
先週、露骨に伏線を張っていたように、香坂弾正(田中幸太朗)を自宅に招き、「わしの奥義が知りたければ、リツを娶れ」とはまた いー加減な
「リツはわしの城じゃ」
てな台詞には、
「えーと、確か昔はミツ(貫地谷しほり)に、お前がわしの城って言ってなかったか?」
と、余計なことを思い出す。
武田家では、信玄(市川亀治郎)はじめ、「人は城、人は石垣」というのがブームのようです。
まぁ、リツも、太吉(有馬自由)の息子の茂吉や、伝兵衛(有薗芳記)の時とは違って、美男の香坂にまんざらでもないそぶりで、このご縁はまとまりそうです。

 しかし、はじめは吃驚仰天してためらっていた香坂弾正が、リツと話すうち
「それがし、女人と話して初めてこのような気持ちになりました
と ”お気に入り”に認定するのは・・・ やっぱり今までは男同士の愛で満たされていたから?
それとも、リツが男勝りだから??
 ・・・と、フラチな空想に耽ってしまう。(・・・ように、脚本が絶対狙っていると思う。)

 伝兵衛は、葉月(真瀬樹里)のおかげで貰えた報奨金(碁石金3すくい!)を持参金に(?)、とうとう葉月と所帯を持つようで、こちらもめでたし。

 上杉勢では、平蔵(佐藤隆太)とヒサ(水川あさみ)の別れのシーン。
葛笠村から、離れ離れになっていても心はトリオだった、太吉、伝兵衛、平蔵が敵味方に別れ、川中島でどういう運命に出遭うことになるのか。
このドラマのオリジナル登場人物だけに、大森寿美男さんがどういうまとめ方をするのか、興味津々だ。

 なお、政虎の出陣用の鎧は、かねがねウワサに聞いていた通り、珍しい”青”。
目の覚めるような青に、胴着の正面には左右対称の西洋風の紋章が描かれていて、
まるでイタリアかスペインの貴族の着る甲冑のようでした。
相変わらず、足元はヒールつきのブーツだし、やたらに長い刀を剣のように構えていたりで、どこから観ても青池保子の世界の人なんだよなぁ・・・。
ないしは、ファイナル・ファンタジー7のセフィロス。

 次週からは、そのセフィロスと、床屋のうわっぱりを羽織ったままの信玄の対峙ですか(^^;)。
先週と今週、そして来週の予告を観る限り、信玄のもみあげが徐々に増量されているのが可笑しい。
笑うべきところではないのに、つい笑ってしまう。
ヴィジュアル面で苦しい武田軍は、香坂弾正で対抗するしかないな、こりゃ。

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2007年11月24日

シャングリラIII

Aoi01041
 昨夜は、WOWOWでユーミンの「シャングリラIII」を観た。

 いやはや、ユーミンが何を歌ったかというよりも、ただただ

●自由自在に動く床
●しかもその下にはプール
●ロシアの一流エンタテイナーたちによるアクロバット
●ヴィルジニー・デデュー!!(一応、今日の一枚はこの人のつもり)

 に目が釘付け。

 デデューは、五輪や世界大会でシンクロのソロに登場するたび、
「あの容姿と、ノーズクリップなしで演技できるってことで、演技する前から他の人より持ち点が高いよね」
と思っていたのだが、やはり凄い。
殆ど入水せずに、水の流れる床の上でバレエのように踊るシーンがあったが、
その見事なまでの表現力と、どこから観ても彫像のような肉体に、ぼーっとなってしまった。

 なお、そのデデューとペアでシンクロを披露した武田美保さんにも、じんわりと涙が出た。
デデューは、本国フランスでは一人だけレベルが底抜けに高すぎて、誰ともペアが組めなかったのに・・・。
デデューと武田さんでは、手や脚の長さなどの体格差が相当あるはずなのに、
それを感じさせなかった武田さんのテクニックに泣けたのさ。

 ・・・その場面でユーミンの歌がなんだったかは、もはや完全にすっぽ抜けてる・・・。

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2007年11月18日

風林火山 第46話 「関東出兵」

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← 長尾景虎役の、Gacktさん。

 えーと、今週は武田と長尾(今回放送分で、とうとう上杉となった)の対決を前に、
北条攻めのエピソードを短くまとめました、といったところ。
 その間に、勘助(内野聖陽)は諏訪家の四郎(池松壮亮)の元服に感動する一方で、
香坂弾正虎綱(田中幸太朗)には、川中島決戦に備えて城を築かせる。 
ただし、景虎の首を四郎に獲らせる、という勘助の作戦(?)は まるっと香坂に見破られていて、
「それはいけません」と釘を刺される、どちらが軍師なんだかの展開だった(^^;)。

 また、何事かをひらめいた勘助(←視聴者には、何をひらめいたかはすでにバレバレです)が、
突然、
「おぬし、なにゆえその年になるまで妻を娶らん?」と、香坂つかまえて
脈絡のない質問をするので、こちらがドキドキしちゃったぞ(爆)。

 また、それに対して香坂が
「お館さま一筋に・・・」
と言い出したので、「おいおい、ここでお館さまとの甘い歳月カミングアウトか?」とどぎまぎ。
実際は、「お館さま一筋に忠義を尽くしておられる山本殿にあやかろうと」、みたいな台詞だったんですけどね。
ああ、ビックリした。

 他に思ったこと。

○ もし浪さん(占部房子)が、景虎のお母さん・虎御前か、お姉さん・桃姫(西田尚美)にそっくりだったら、違った展開になっていたんだろうか。
 今回放送分で、成田長泰(利重剛)の妻・伊勢(井川遥、虎御前に生き写しという設定)を見るからに気に入った様子の景虎さんを観ていて、そんな妄想にかられました。
 なお、浪さんの父である直江実綱(西岡徳馬)もさー、
「お館さまは、母君や姉君に似た女性に弱いらしい」と思うのなら、
そういう娘を探してきてお側に献上すればよいのに、とも思ったぞう。

○ でー、そういう女性の前でカッコつけたがるあたりも、景虎はツンデレだ。
 もともとエキセントリックな人柄で、高野山でも「一方はおのれを高く感じすぎ」と喝破された景虎。
 それが、小田原城攻めが思う通りに行かないのを、気になる女性に指摘され、ついに冷たく逆上。
(この、”冷たく”逆上、ってあたりが景虎らしいんですけどね。)
 北条勢の目の前で一人、ゆったりと酒を飲む・・・という奇行に走るあたりに、誇大妄想狂的な要素を見ました。

 また、正式に”上杉政虎”の名を貰い、関東管領となった後に、
自分の行列に対して下馬しなかった成田を鞭でさんざん打ち据えるのにも、
わざわざ妻の目前で・・・というところにサディスティックなものを感じました。
しかも、なんかそれが抑圧された形に見えるし。
 いやー、是非、フロイトさんに診て貰ってほしい。

○ 入道となった信玄(市川亀治郎)の顔は、何度観ても 見慣れません(^^;)。
 陣中にいて、白い上っ張り(?)を羽織っている時には、床屋さんの椅子に坐ってる人みたいに見えました・・・。
 私ゃだめぽ。

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2007年11月11日

風林火山 第45回 「謀略! 桶狭間」

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← 今日の一枚は、今川義元役の谷原章介さん。
 ああ、とうとうこの大河における美形大名の一角が逝ってしまわれた(泣)。
(もっとも、”一角”と言っても、もともと”美形大名”は谷原さんとGacktだけなんだけどね。)
 
 さて、この「風林火山」でのオリジナル部分(最初のうちの13話ほど)で、
色々と伏線がちりばめられていたうちに、
「義元はとにかく生理的に勘助(内野聖陽)が嫌い」
というものがあった。

 そのために、勘助の仕官を阻んだり、暴言の数々を投げつけていたのだが
とうとうここにきて、その伏線が回収されました(;_;)ノ。

 その心理的構造が単純という気がしないでもないし、
勘助に知恵をつけたのが伝兵衛(有薗芳記)と太吉(有馬自由)の一言というのも安易という気がしないでもない。

 しかし、先週は他家(=武田家)の不利益になる陰謀を淡々と進めていた寿桂尼(藤村志保)が、
今週は、義元を案じる母の顔と、義元亡き後の今川家を支える”女大名”の顔とを見事に演じ分けていたのには脱帽。

 義元の首級を検分し、家臣一同がしのび泣く中で、一人 声を励ます場面。
 そして、誰もいなくなった座敷でひっそりと義元の首を抱いて泣いているラストシーン・・・。
 ああ、母だなぁ、としみじみしました。

 ・・・ごめんなさい、もう、私ゃほんっとうに武田家も勘助もどうでもよくなってきちゃってて、
今日のもう一つのお目あては庵原之政(瀬川亮)だったんです。
 かつて、「それがし城攻めは初めてでござる。武者震いがするのう!」と、
「名だたる武田の騎馬武者たちが相手か! ますます身震いするのう!!」のたった二つの台詞で
たちまちお茶の間に 数多くの”武者ブラー”を誕生させたあの人だ!

 今日は本編の放送前に、震度三の地震が栃木県を中心に起こり、
「おおっ、大地も武者振るっている」と思っていたら、
ちゃっかりしっかり、本編での台詞にも「武者震いがいたします!」とあり、つい笑ってしまった。

 桶狭間の戦乱も生き延びておられたことゆえ、まだ出番があるのでしょうか。

 ・・・しかし、設定上では庵原の家は勘助の遠縁にあたるので・・・
「義元が負けることを願って進言する」イコール、「自分の縁者にあたる庵原之政の命を危うくする」なのですね。
鬼のようだな、山本勘助。

 なお、私がかねがね不思議に思っている「オリジナル部分で作られた伏線」の一つが、
まさにこの山本勘助の縁者に関することなのだ。
 何故 勘助は、自分が出世した後に、自分の縁者に当たる者を探そうとしないのかが気になって仕方がない。
この庵原の家は、立派に今川家の重臣で、いわば甲斐における勘助よりも大物なので不問に処すとしても、
何故、実の兄の縁者(具体的には妻と子)の行方を捜そうとしないのかが不思議なのだ。
兄を切らざるをえなくなった時に、兄(光石研)はしっかりと、妻子をどこに逃がしたかを語っているのに・・・。

 いや、「だって勘助は実在したかどうかわからない人物だから(=勘助の身内がのちのちまで出てきて、歴史に関わったらおかしい)」っていう理由付けは要らないです。
それだったら、最初から、兄も遠縁の家も出さなければいいんだから。
または、兄も天涯孤独の身の上にしておけばいいんだから。

 義元の伏線回収のお蔭で、久しぶりにそういう疑問を思い出した。
残り5回の大河ドラマがどのように収束するのか、刮目して見守っておりますだ。

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2007年11月 4日

風林火山 第44回 「信玄暗殺」

・・・感想も何も、もう、この大河ドラマ、どうでもいいですよ(ノ_;)。

 そもそも主人公の山本勘助が実在の不確かな、功績も明らかではない人物だから仕方がないとしても、
こうもあちこち、脚本家オリジナルの人物が跳梁跋扈したり、
その人物たち同士でお涙頂戴シーンを繰り広げたり、
あまりにおマヌケなとり逃がしシーンを演じれば演じるほど、なんだかなぁ、と思えてきます。

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← 絵のほうは、これまたオリジナルキャラクターのリツ(前田亜季)。
 原虎胤の娘ということになっていて、いまや勘助(内野聖陽)の養女であります。
 まだこの役柄は、根が明るいぶんだけ画面が華やかになるし、戦さの場面に登場するわけではないので許容範囲。

 しかし、平蔵(佐藤隆太)の迷走ぶりと、
それを”同郷だったから(←・・・そう言ったって、もう何十年前の話だ?とツッコミたくなる)という理由で許す源兵衛(有薗芳記)と太吉(有馬自由)には、イライラさせられっぱなしなのだ。

 更には根本的に 恨む相手を間違えているとしか思えない勘助。
そもそも、寅王丸を幼少期に今川家に送り込み、出家させたのはお前のご自慢の陰謀だったんだろう?>このドラマの中で。
信玄(市川亀治郎)でさえ、「そなたのことを忘れたことはなかった」と寅王丸に素直に詫びているのに、
自分が過去に取った非情な策にではなく、今 現在の寿桂尼さま(藤村志保)に全ての責任をおっかぶせるとは何事ぞ!

 しかも、平蔵は越後に帰ったという、源兵衛と太吉の報告があるのに、
それでも寿桂尼の線でしか”寅王丸を刺客に仕立てる謀略”の根源を思いつかないあたりが、
軍師として致命的にダメだ。
アンタね、ウラで越後が糸 引いてるんですよ!
どうしてそれが判らないですか!
なんの身分もツテもない平蔵が単独で今川まで行って、
いきなり寅王丸や今川家の誰かに会えるわけがないじゃないのさ~。

 ・・・などとフラストレーションが溜まる、いやな回だった。

 頭を丸めた信玄は、「上から見ても、下から見ても人の顔に見えるおじさんの絵」みたいな顔(爆)。
息子の義信(木村了)のところに姫が生まれたと聞き、指パッチンする姿はポール牧。

 勘助は相変わらず、いかつい丹下段平だし、
出家して長笈と名乗っていた寅王丸(柄本佑)は左右の目の位置のずれが気になる、なんともホラー系のお顔立ちだし・・・。
お食事どきにこのドラマを観るご家庭は、さぞかし大変だろうな・・・と思った45分間でした。

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2007年11月 2日

つい親身になって観ている自分がいる

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← 今日の一枚は、「ちりとてちん」で魚屋食堂の一人娘・野口順子を演じている宮嶋麻衣ちゃん。

 主人公・喜代美(貫地谷しほり)の友人として、
いつも的確な一言をさらっと言ってのけてくれる貴重な存在。
この子の人生観や恋愛観は、どうやって育まれたのかなー、と
ドラマを観ていて つい不思議になってしまうほどの老成ぶりなのだ。
お父さんは喧嘩の仲裁が大好き、
お母さんは結構(いや、かなり?)ミーハー、というごく普通の家庭で育っているとおぼしいのに。

 長い人生の中で巡り合えるとは限らない、こうした叡智をたたえた友人を持っているだけでも、
私は喜代美の人生は幸せだと思う。
そして、ドタバタしながらもいつも喜代美の幸せを考えている家族がいるんだもの。

 今日のA子父(つまりは川平慈英)を観ていると、
彼が役者として棒なせいなのか、脚本上 仕方がないのか、
息子の婚約でさえも、お金やビジネスと絡ませて考える人柄のように見えて仕方がなかった。

「A子兄自身がアホだから」、「A子兄と結婚すると、A子が義妹になるから」といった理由の他に、
「あんな義父を持つと、実家との板ばさみで苦労しそうだから」という理由でも、
私ゃ絶対 A子兄との縁組には反対!(笑)

 しかし、なんでこんな、近所のおばちゃんみたいな親身な気持ちにさせられるかな?>「ちりとてちん」。
連続テレビ小説でこんな気持ちになるのは、「ふたりっ子」以来です。
そう言えば、その時に、将来を嘱望される棋士・森山さんを演じた内野聖陽さんのファンになったのだった。

 今回は、その内野さんが主演した大河ドラマで気になった貫地谷しほりちゃんを追いかけてこの連続テレビ小説を観ているわけで、
因果は巡る糸車、みたいな話ではある(^^;)。

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2007年10月28日

風林火山 第43話 「信玄誕生」

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← 今日の一枚は、晴信(市川亀治郎)の出家におつきあいして、自らも出家した山本勘助(内野聖陽)。
 えーと・・・。
 私の感想は、「丹下段平だ!」です。
 今にも、「立てぇ、立つんだ、ジョーーーーッ」って言いそうです。


 ところで、今回のストーリー。
 私の視聴コンディションが悪かった(=旅行の疲れで眠かった)せいがあるのか、
今までの中で一・二を争う つまらない回だったんじゃないかと思った。

 まずオープニングの勘助とリツ(前田亜季)の遣り取りが、手前味噌のショートコントみたい。
それが面白く思えないので、その後のオープニングロールの「迅きこと風の如く・・・」云々のナレーションまで安っぽく感じられ、
その後もドラマに没入する邪魔になった。

 信濃守護の地位に就こうとする晴信の真意を明かす台詞も、それを受ける勘助の台詞も、
とにかく長く、くどく、演技が大仰。
なんにでも由布姫をからませて、泣いてるんじゃないよっ!と、一人ぷんすかする私。
 一体この人たちは、策略家なのか、純愛バカなのか、
自分たちでも何がなんだか判らなくなってるんじゃないかとさえ思う。
(それは結局は、脚本が揺れているからなのだけれど。)

 そして、とどめが平蔵(佐藤隆太)。
どうやら40歳を越えたようだが、
あの若衆みたいな髪型と、
ちっとも老けない顔と、
相変わらずおどおどした台詞回しはなんなのだ?

 いい加減、突拍子もない行動で、歴史を霍乱するのもいい加減にしろ、と言いたくなる。
(これも結局は、脚本が架空キャラクターを引っ張り上げすぎるからなのだけれど。)

  
 どの場面を観ても疲れてしまって、「ああ、今日は私の気持ちがのっていないんだなぁ」と痛感しました。

 そうそう、「リツさまを養女といたし、然るべき婿をお迎えし、山本家を継いで頂きたい」の
”然るべき婿”ってのは、葛笠茂吉だったのか!
これには笑うどころか、ビックリしてしまった。

 自分のところの家人(けにん)の息子をあてがおうなんて、リツの実家の原家にとって侮辱でしょうに。
いくらなんでも、これでは勘助に人脈がなさ過ぎる、と嘘ざむくなってしまったエピソードでした。

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2007年10月26日

ハマっています

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← 今日の一枚は、「ちりとてちん」の徒然亭小草若役の、茂山宗彦さん。

 今のところ、出番は草若の自宅での一回、
その真向かいの居酒屋”寝床”での一回、
そして若狭のテレビ番組の中での一回なのだが、
それなのに、ああそれなのに、
強烈にこの人の 「そっこー、ぬーけーにっ!」(=底抜けに) が耳について離れない。

 ありそうでなさそうな、強引なツカミである。
しかも、今のところ、この人はただこれだけで売れっ子になっているようである。
(あくまで、この「ちりとてちん」の世界でのお話。)

 大蔵流狂言方の、
言ってみれば他の若手俳優や女優よりも数倍 芸歴も舞台経験もあるこんな本格派の役者さんが、
こういう軽いアホっぽい役をやっているところが、このドラマの贅沢なところだ。

 きっとそのうち、この人とお父さん(徒然亭草若=渡瀬恒彦)のしがらみを巡って、シリアスなお芝居もあるんだろうと想像している。

 ヒロインの貫地谷しほりちゃんと、彼女との絡みの多い青木崇高さんが今 全力投球の演技をしているので、
そこに火花がばちばち散っている。
それプラス、今は 力を抜いているように見える渡瀬さんのパートが全力投球になってきたら、
私ゃ 一日 三度も四度も観てしまいそうだ(^^;)。

 誰一人、棒がいないのが凄いドラマです。

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2007年10月21日

風林火山 第42話 「軍師と軍神」

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← 今日の一枚は、長尾景虎役のGackt。
 本日も、麗しいお屋形さまを演じておられました。

 一方で、序盤にいきなり勘助(内野聖陽)による由布姫(柴本幸)回想シーンが立て続けに展開され、
その麗しくなさ(←きっぱり)に こちらの脳内がへろへろになる。
ソフトフォーカスかけまくり、いいところどりの映像のはずなのに、
やっぱり見た目も性格づけも奇妙な、傲慢な女性にしか見えない(^^;)。
そんな姫さまの墓前で勘助にえんえん切ない心情を吐露されても、こちらは「ほぇー」ってなもんである。
ドラマの中で亡くなった人の回想シーンが流れているにもかかわらず、悲しくない、というのは私も初めての体験だった。

 ・・・そういう状態だから、勘助の悩みが全く理解できない・・・。
嫁取りを迫られて高野山に走るなんて、そんなに今まで信心深かったっけ?、という印象だ。
景虎に昔 種子島で撃たれそうになった時にも、
「それがし、神仏にはすがり申さぬ」と大見得きっていたではありませんか?

 一方、景虎のほうは、自分の家臣団が”長尾家譜代の者”と、”旧上杉家の者”とに分かれ、
それぞれが己れの欲(・・・というか、所領への当然の執着心なのだが)で対立するのに嫌気がさし、
高野山に出奔、というのが自然に思えた。
 しかし、この二人が偶然出逢った際に、景虎のほうから戦闘モードむき出しで大立ち回りになったのには笑ってしまいましたけど。

 高野山の高僧・清胤を演じた佐藤慶さんが、すっかり油ッ気の抜けた枯れた演技で、ホンモノの高僧のようでとても良かった。
丁々発止と切り結ぶ景虎と勘助を分ける言葉もよいし、曼荼羅を見せながらの述懐もよかった。
「天と地と」という形容が出てきたのに、ついにんまり。

 翌朝の「学校で喧嘩したら、センセーに怒られて廊下に立たされた挙句、給食も二人っきりで並んで食べることになりました」な雰囲気の朝食シーンも可笑しかった。
ちょっとツンデレの入ってる景虎の笑い顔も麗しく、この二人が敵と味方でまた会いまみえるとは・・・と感慨に耽る。

 ・・・ところで、最終的な勘助の決断なんだけど、本当にあれでいいんですかね?
リツ(前田亜季)は、本気で勘助に恋していたんじゃないのかしらん??
私がリツだったら、自分の関知しないところで、晴信(市川亀治郎)と父・原虎胤(宍戸開)と勘助との間であんなことを決められても、
ブーブー言って 従わないんだけどなぁ。
一体なんのために、おくまを手なずけてたんだかわかりゃしない(-_-)。

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2007年10月14日

風林火山 第41話 「姫の死」

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← 今日の一枚は、太原崇孚雪斎役の伊武雅刀さん。

 三国同盟を結んだ相手の甲斐が、越後の長尾景虎(Gackt)との第二次川中島決戦でにっちもさっちも身動きがとれなくなったので、
急遽 使者として和睦を申し入れる役どころでした。
 そうして駿河にとって返して、6歳の頃から手塩にかけて育てた松平元信(のちの家康)の酌で酒をぐいぐい飲むうち、
おそらく脳溢血で大往生・・・。

 元信との関係が単なる師弟というよりも、もっと別の意味合いもあったかのような目付きだったので(←私の腐女子変換か?)、
一瞬 元信が雪斎に毒を盛ったという斬新な解釈かと思ってしまった。
・・・まぁ、そんな陰謀はなかったようで、
単に元信役の役者さんが淡々とし過ぎていて、慌てふためくはずのシーンが台無しになっただけのようでしたが・・・。

 一方、本当に斬新だったのは、真田の素破(すっぱ)・葉月(真瀬樹里)の台詞。
伝兵衛(有薗芳記)に素破の仕事について聞かれ、「そうだな、閨の中でなんでも秘密を漏らしてくれる相手だとやりいいな」・・・って(^^;)。
しかも、それを聞いて内心穏やかでない伝兵衛の前で、
「気持ちいい時なんか、こちらが得をした気分になるぞ」
とはまた、大胆なお言葉。
NHK、冒険してます。
伝兵衛ならずとも、憎からず思っている女性の口から、
仕事で他の男性と色々関係を持っていることを聞かされ、
しかもそれを彼女なりに割り切っていることを聞かされたら、
居ても立ってもいられなくなるだろうなあ・・・と思った。
でもきっと、伝兵衛はそんな葉月をすでに愛してしまっているんだろう。
そんな複雑な、おもしろかなしいシーンだった。

 それに比べれば、勘助(内野聖陽)が由布姫(柴本幸)に寄せる想いは、結局 最後までなんだったのかよく判らなかったように思う。

 ええと、確か初めは、「生きてこの世を見ていたい」と言った台詞と、摩利支天のお守りにハッとしたのよね?
ミツと重ね合わせた描写もあった。
そのあたりは原作からは離れた解釈だったのに、
途中から原作通りの「高貴で気まぐれな美しい姫にひたすら憧れる勘助」になってしまったので、
晴信(市川亀治郎)が大事なのか、由布姫が大事なのか、不分明になってしまったのだった。

 今日の「姫の死」は、由布姫の演技は別に悪くなかったと思うけれど、
それを受ける勘助の演技が過剰なので、「一体、どこにそこまで惹かれたのだ?」と改めて不思議になってしまった。
物語のラストも、”姫の死”を聞かされて やおら「うぉーーーーーっ!!!」などと雄たけびながら敵をがむしゃらに切りまくる・・・なんて、軍師のすることじゃないですし
もっと若い役どころならともかく、もう勘助、お爺さんですし。

 それぞれの場面場面で観ていれば、皆 熱演のオンパレードなのに、
改めて全体を振り返ってみると、各人にどういう微妙な感情が働いていたのかさっぱり判らない(^^;)。

 ・・・まぁ、本来は地味な役どころのはずの山本勘助という人物を主役に据えるドラマなので、
なんとか見せ場を作らなければならないのは判るんですが、ねぇ。
もっと、謀略や戦略の面でそれを見せてくれるほうが有難いんだけどなぁ。

 今日の放送分でも、第二次川中島のエピソードが勿体ないように思えました。

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2007年10月 7日

風林火山 第40話 「三国同盟」

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← 今日の一枚は、北条氏康役の松井誠さん。

 三国同盟で駿河・善得寺に集まった武田晴信(市川亀治郎)、今川義元(谷原章介)、そしてこの北条氏康を観ていて、
皆それなりに老けづくりになったなぁ、と感慨を新たにしました。
・・・しかし、義元のいい意味でも悪い意味でもの”坊ちゃん気質”というものが、
今回は特にクローズアップされて描かれていたのは、やはりこの後の桶狭間を踏まえてのことなんだろうなぁ。

 三名で連署・連判した約定を燃やし、その灰を混ぜた酒を酌み交わすシーンで、亀治郎さんの手がとても綺麗なことに気がついた。
さすがに女形の手だ。
松井誠さんも綺麗な手なのだけれど、いかんせん、大きい。
亀治郎さんのは、指先がほっそりした、本当に女性のように小さな手だった・・・。

 さて、私には、もう武田家にも勘助(内野聖陽)にもさほどの思い入れがないため、
この後の歴史ばかりを考えてドラマを観てしまう。
真田の家はやっぱりしっかりしていた、とか、今川の嫡男はやはりウツケか、とか(^^;)。

 なお、今回 オープニングクレジットにえらく大勢の名前が並んでいたが、
平蔵(佐藤隆太)とヒサ(水川あさみ)の名前もクレジットされていたにもかかわらず、
本編のどこに出てきたのやら、さっぱり判りませんでした
どこかにいましたぁ?
本当に謎だ(-_-;)。
てっきり子供が生まれるシーンでもあるのかと思ってました。
まぁ、そんなシーン、なくてもいいんだけど(爆)。

 子供といえば今回は、三条夫人(池脇千鶴)と梅姫(福田麻由子)の涙の別れを観ていて、こちらにもその情の濃さが伝わってきた。
あれを傍観していたにもかかわらず、まだ「由布姫さまが一番」と思っていられる勘助って、ある意味、ものすごく空気の読めない人だと思う。
私はいまだかつて、由布姫(柴本幸)の言動に、我が子を真に思いやる親としての情を感じたことがないから。
 由布姫は、当初から自分のことしか考えていない姫に思えて仕方がなかったし、今もそれは変わらないのだ・・・。
いよいよ来週、逝ってしまわれるようだが、その後も勘助の思い出の中に登場するのだとしたら、かなりイヤだ(爆)。