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2008年3月29日

「ちりとてちん」は少子化対策に役立つか?

Aoi01151
← 今日の一枚は、「ちりとてちん」の徒然亭草々(青木崇高)。
 分娩室の中から元気な産声が聞こえてきた後、マジ泣きしているシーンがなかなか秀逸でした。
(ドラマから冷めた目で見てしまうと、「どうした、この人?」(←毒)なんだけど・・・。)
 役作りに、本当に一所懸命に打ち込んだんだなー、とちょっと感動。

 さて、「ちりとてちん」の本編のほうは、「私、お母ちゃんみたいなお母ちゃんになりたい!」と
案の定、メーテルリンクで終わってしまったわけなんですが・・・。
20年後(?)くらい未来人の上沼恵美子さんのナレを聞いていても、
やっぱり私には釈然としない点が多々残ってしまった。

 そもそもこのドラマを観ていて、
「なぜ喜代美はこんなに自分を不幸だと思い込んでいるのか」
と、私なんか途中からイラッと来ていたのです。

だってー。

(1) 両親は健在、お祖母ちゃんまで健在、実家の弟はヨメも貰わず、誰一人、「孫はまだか」などと催促もしない。

(2) 結婚相手は孤児。付き合わなければならない親族係累一切なし。
    したがって、自分の実家とだけ密に行き来していれば、それで良し。

(3) お母ちゃんは瞬間移動の術を身につけていて、「すわっ!」という時には大阪に飛んできてくれる。(そのためにも、お祖母ちゃんが元気、という設定が欠かせない。)

(4) 本人は女流落語家として、一応 順風満帆なキャリアを積み重ねてきたらしい。
   草原兄さんには、「若狭の創作落語はウケるしな」、愛宕山をかけた後にも「なんでや、”愛宕山”でもあんなにお客を笑わせたやないか」とまで言わしめている。

(5) しかし、ここで、「でも私はお母ちゃんみたいな(以下略)」を吐くことで、全てが素晴らしい選択として昇華される。
   一門の誰にも(夫にでさえ!)相談もなく、高座で「私の最後の高座におつきあいくださいまして」と爆弾発言をしたことさえ、なしくずしに許される。

(6) もともと草々は”家庭が欲しい人”。 
   喜代美のタレント活動もいやがっていたくらいだし、自宅にいて、おかみさん稼業をしてくれて、子育てに専念してくれるとあらば、反対するわけもない。(若狭がそれを見越して、草々にも相談していなかったようで、そのあたりも不愉快・・・。)

(7) かといって、この夫婦、10年近く子どもが出来なかったのに辛くてお金のかかる不妊治療をしていた形跡もない。
  (不妊治療中だったら、ツワリでオエオエするまで妊娠に気が付かないなんてことありえない。)
  全くの運のみで子宝に恵まれた模様。

(8) 今後も、草々・喜代美の夫婦はひぐらし亭の二階に住み込んで、喜代美は「ひぐらし亭のおかあちゃん」にもなるらしい・・・。
   
(9) しかも上沼ナレーションによると、この2~3年後からは、喜代美はA子と二人で旅行にも行くらしい。
   実家に子どもを預けるか、例によって糸子さんが小浜から瞬間移動してきて、きっとひぐらし亭でも面白さをふりまくのであろう。
   「いやー、若狭のお母さんは実に面白い!」とか、「”おかあさんのおかあさん”やなぁ”!」とか。
   A子はひぐらし亭の大スポンサー様なので、草々も文句のつけどころがあるまい。
   (順ちゃんとは旅行しないんだなー・・・、とそのナレーションを聞いた時 思いました>私。)

 てな具合に、「育児の手伝いをしてくれる人あり」、「住む場所はしっかり確保」、「不妊治療もなしにひょいっと妊娠」、「夫は専業主婦(てか、内助の功型の女性)にもともと憧れのある人」、「夫に一切の係累なし」、「自分も20年後まで(?)親の介護をする必要もなし」な喜代美は、特別に恵まれた存在なのだ。

 こんなドリーミンな筋、子あり・子なしに関わらず、主婦層にアピールしないと思うんだけど(^^;)。
少子化対策にも役に立たねーよっ!

 最後まで観続けているうち、
早くおのれの幸せに気がつけ、喜代美」と、途中からは生あたたかい視線で見守るようになってしまっていました。
 はぁぁぁぁ・・・。(溜息)
 別れ別れになっていた弟子たちがまた集結してくる辺りは、大好きだったのになぁ・・・。

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コメント

以前書かれていた「おめでたオチ」になってしまいましたね(笑
全く同じく喜代美のわがままぶりというか、あれだけチヤホヤされて”まだ!?”とイライラしてました。そして、これも同じく弟子が集まるくらいは、楽しく見てました…。四草も好きだったし。
まぁ草々こと青木さんは、役者としてこれからも見る機会は多そうですね。

投稿 親指男爵 | 2008年3月29日 20:42

さっぱりワカリマセン??
若狭が何故落語家を止める理由が!
中身が薄い朝ドラでした。

投稿 枕 | 2008年3月30日 13:24

>親指男爵さん、こんにちは。

おおっ、「ちりとてちん」ご覧になっていたんですね!
いつもサッカーの話題を交換させていただいていたので、ビックリしました(笑)。
確かに喜代美、思いっきりチヤホヤされてましたよね~。
あれでも不満だなんて、どんだけぇー(←もはや古い)とぷんすかしてました。
役者さんたちは皆 力演で頑張ったと思うんですが・・・。


>枕さん

ねぇー?!
なんで落語家を辞めなくちゃならないんだか。
奈津子さんの本がショボいタイトル&オチになって、売れなくするため、としか思えません(笑)。

・・・それにしても、奈津子さん、本を出すタイミング悪すぎ!
徒然亭が復活した時とか、若狭がタレントで売れた時とか、ひぐらし亭がオープンする直前とか、出版のタイミングがいくらでもあったろうに、と思います。

投稿 | 2008年3月30日 16:28

何故この結末に釈然としないか仕事中考えました(笑)。
専業主婦より職業婦人の方がより偉いとか
前向きに困難な道を選ぶ人の方がより好ましいとか
やっぱり自分は思ってるんだな~と。
やたら頑張り過ぎず自分なりの努力をして生きられる様に
生きれば良いのではと。色んな人生の選択が有って良いし。
色んな選択を受け止めてあげるのが良いのかと、、。
少子化対策というよりうつ病対策?という気がして来ました。
B子は母親になってもクヨクヨ愚図なのは変わらないと
思います。その内また落語やりたいって言い出すかも。
草若師匠や小草若兄さんが一度は逃げたけどまた落語に
戻った様に、「何度でもやり直せる社会」!ッて、前首相
か?そんな風にあの結末を解釈する事にしました(笑)。

しかし、最後もやっぱり出ましたね、男に入れあげて
無節操に子供産んで捨てていくばか女。何も言わず
引き取って育てる懐の深い男(苦笑)。
四草があんなへまをやるとは思えませんが、小草若兄さんが
部屋から消えて寂しくてウッカリへました可能性も、、。
本当に彼の子供か、きつねうどん 賭けますか(笑)?

投稿 アガサ | 2008年3月30日 21:19

うーん、鬱病対策、にはならないような気がするんですが・・・。
喜代美がもっと前向きな従来型のヒロインで、徐々に「そんなにがむしゃらに一人で頑張らなくてもいいんだ」と判ってゆく筋なら、もっと ほっこり出来たと思うんですよ~。

少なくとも私は(自分が鬱なんですけれども(^^;))、凄く恵まれた環境にいるように思える喜代美が、いつまでもその幸せに気が付かないことへの歯がゆさにイラッと来てました(笑)。
最後になって、ようやく気がつくまでがくどかったなぁ、と思ってしまって。
落語家の件も「辞める」とわざわざ高座で宣言しなくても、兄さんたちを相手に「暫く無期限に休みます」でよかったのに、とまだしつこく思ってしまう私です(^^;)。
なんか、すっごくはた迷惑な人、という印象が残ってしまったんですよね、最後の最後まで。

 はた迷惑といえば、四草のお相手!(笑)
子どもが可愛いのが救い(?)でしたが・・・。
あの子どもの可愛さだけ見てると四草の子でもおかしくはないし、
さりとて相手の女が四草がへましそうなタイプには見えないし・・・で、???でした。
賭ける勇気、ありません(笑)。

投稿 | 2008年3月31日 08:18

昨日私が書いたことは、ま~コジツケですから(笑)。
舞台の真ん中でスポットライト浴びるのも子供産んで
育てるのもどちらも素敵な生き方だというメッセージと
思います。それをどう受け止めるかが人それぞれで。

喜代美は恵まれてます。なのにあの劣等感と被害者意識の
強さ、、ウザイです。それなのに周りの人はみんな彼女を
受け止めてます、本当に恵まれてます。なのにいじけ続け
ます。本当にウザイ。でも、周りは受け止めてくれます。
そこが凄いと思いました。愚図でもドン臭くても後ろ向き
でも被害者意識の固まりの人間でも愛してもらえるんだと。
喜代美は自分の事で一杯一杯、故に有る意味自己中ではた迷惑
な人だと私も思います。それでも、人は愛してもらえるの
だな~と。

四草の子供エピソードで作者?の四草に対する並々ならぬ
思い入れを感じましたが。敢えて賭ければ四草の子では
ないに賭けますが、四草にとっては全くどっちでもいい事
なんでしょうね。かつて草若師匠の所に迷い込んだ自分を
無条件に深い懐の中で愛してくれた、、同じ事をするだけ。

色々一人でモヤモヤしていた事を語り合えてよかったです。

投稿 アガサ | 2008年3月31日 20:49

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