« ぬいぐるみ勢揃い | トップページ | どこでもネコ寄せ »

2007年10月14日

風林火山 第41話 「姫の死」

Aoi0998_2
← 今日の一枚は、太原崇孚雪斎役の伊武雅刀さん。

 三国同盟を結んだ相手の甲斐が、越後の長尾景虎(Gackt)との第二次川中島決戦でにっちもさっちも身動きがとれなくなったので、
急遽 使者として和睦を申し入れる役どころでした。
 そうして駿河にとって返して、6歳の頃から手塩にかけて育てた松平元信(のちの家康)の酌で酒をぐいぐい飲むうち、
おそらく脳溢血で大往生・・・。

 元信との関係が単なる師弟というよりも、もっと別の意味合いもあったかのような目付きだったので(←私の腐女子変換か?)、
一瞬 元信が雪斎に毒を盛ったという斬新な解釈かと思ってしまった。
・・・まぁ、そんな陰謀はなかったようで、
単に元信役の役者さんが淡々とし過ぎていて、慌てふためくはずのシーンが台無しになっただけのようでしたが・・・。

 一方、本当に斬新だったのは、真田の素破(すっぱ)・葉月(真瀬樹里)の台詞。
伝兵衛(有薗芳記)に素破の仕事について聞かれ、「そうだな、閨の中でなんでも秘密を漏らしてくれる相手だとやりいいな」・・・って(^^;)。
しかも、それを聞いて内心穏やかでない伝兵衛の前で、
「気持ちいい時なんか、こちらが得をした気分になるぞ」
とはまた、大胆なお言葉。
NHK、冒険してます。
伝兵衛ならずとも、憎からず思っている女性の口から、
仕事で他の男性と色々関係を持っていることを聞かされ、
しかもそれを彼女なりに割り切っていることを聞かされたら、
居ても立ってもいられなくなるだろうなあ・・・と思った。
でもきっと、伝兵衛はそんな葉月をすでに愛してしまっているんだろう。
そんな複雑な、おもしろかなしいシーンだった。

 それに比べれば、勘助(内野聖陽)が由布姫(柴本幸)に寄せる想いは、結局 最後までなんだったのかよく判らなかったように思う。

 ええと、確か初めは、「生きてこの世を見ていたい」と言った台詞と、摩利支天のお守りにハッとしたのよね?
ミツと重ね合わせた描写もあった。
そのあたりは原作からは離れた解釈だったのに、
途中から原作通りの「高貴で気まぐれな美しい姫にひたすら憧れる勘助」になってしまったので、
晴信(市川亀治郎)が大事なのか、由布姫が大事なのか、不分明になってしまったのだった。

 今日の「姫の死」は、由布姫の演技は別に悪くなかったと思うけれど、
それを受ける勘助の演技が過剰なので、「一体、どこにそこまで惹かれたのだ?」と改めて不思議になってしまった。
物語のラストも、”姫の死”を聞かされて やおら「うぉーーーーーっ!!!」などと雄たけびながら敵をがむしゃらに切りまくる・・・なんて、軍師のすることじゃないですし
もっと若い役どころならともかく、もう勘助、お爺さんですし。

 それぞれの場面場面で観ていれば、皆 熱演のオンパレードなのに、
改めて全体を振り返ってみると、各人にどういう微妙な感情が働いていたのかさっぱり判らない(^^;)。

 ・・・まぁ、本来は地味な役どころのはずの山本勘助という人物を主役に据えるドラマなので、
なんとか見せ場を作らなければならないのは判るんですが、ねぇ。
もっと、謀略や戦略の面でそれを見せてくれるほうが有難いんだけどなぁ。

 今日の放送分でも、第二次川中島のエピソードが勿体ないように思えました。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53488/16760804

この記事へのトラックバック一覧です: 風林火山 第41話 「姫の死」:

コメント

コメントを書く