風林火山 第37話 「母の遺言」

← 今日の一枚は、今夜で今生のお別れの大井夫人(風吹ジュン)。
最後の最後まで、嫡男・晴信(市川亀治郎)が父としての適性に欠けることと、
将来 それが原因で武田の家に災いが起きるのではないかと心配なさりながら、お逝きになりました。
・・・しっかし、その心配を打ち明け、将来を託す相手が勘助(内野聖陽)だというのは、間違ってるぜ、お北さま。
勘助ったら、必死の訴えも右から左へと受け流し、(←このへんムーディー勝山)
「でも、そんなの関係ねえ!」(←このへん小島よしお)
とばかりに、今度は北条氏康(松井誠)との同盟にも乗り出してゆくんだもの・・・。
それが成立すれば、ますます今川と武田の間は累卵の危うきとなり、
今川義元(谷原章介)の娘をちかぢか正室に迎える太郎の立場が微妙になるのである。
勿論、由布姫(柴本幸)贔屓の勘助としては、太郎ではなく四郎を天下取りに育てたく思っているので、渡りに船なのだ。
・・・こんな具合で、武田パートにちっともカタルシスがないため、私はイライラ(-_-;)。
晴信は小物、
由布姫はヒステリー、
勘助はそんな二人に尽くしてお家を滅亡させようとしている軍師、って大河ドラマとしてどうなのか。
だから、よそのお家を描いた部分が滅法面白く、関東管領・上杉憲政(市川左團次)さんちの親子関係とか、
北条氏康さんちの親子関係とか、
関東管領に頼られちゃった長尾家の一同の様子とかを興味深く観ておりました。
なお、北条氏康のところの嫡男・新九郎は早乙女太一くんが演じている。
北条家だけ、大衆演劇親子みたいで面白い。
多分、これからは、私はもう武田離れのままでこの大河ドラマを観続けるような気がする。
勿論、真田幸隆(佐々木蔵之介)は気になるけれど、それはあくまで”真田家”としてのお話。
武田家の譜代の家臣はめっきり少なくなってしまったし、
郡内の小山田どの(田辺誠一)も亡くなってしまい、これからの武田家の評定が面白いとは思えないしなー・・・。
なお、心情としては、長尾景虎(Gackt)の言動に一番 共感してしまう。
エキセントリックだけれど、人間として一つの理想像を追求しようとする姿は、他の戦国大名の誰とも違っていて魅力的だ。
「景虎が嫌う”人間の欲”は、本当は素晴らしいものなんだよ」という強い主張が、
勘助の生き方を通して描けない限り、この大河ドラマはぐだぐだになっちゃうような気がするぅ。
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» 風林火山第37回 「母の遺言」 [尾びれのついた話]
今週はタイトルにこそ「母」とつくけれど、父と子の様々な関係を描くシーンが多かったように思いました。
・氏康と新九郎:祖先の教え、武士道のありかたを熱心に教育する親
・関東管領と竜若丸:息子を愛してはいるが先を読む力に欠け、結局息子を失ってしまう
・信虎-晴信-義信:父親と反目する息子、そしてその繰り返し。・大井夫人「私は今」の後、「生きている~♪」と続けそうだった。
いや清水先生演出だったし。
「武田家が滅ぶようなことがあれば、それは父にしたことの報い」かぁ。
晴信の思いとは裏腹に... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 09:50

コメント
こんにちは、初めまして。素敵なイラストですね。大井夫人の優しさがにじみ出ているようです。
>武田パートにちっともカタルシスがない
には同感です。勘助のやることなすこと、武田家の滅亡フラグに見えてしまってどうも応援できません。
投稿: sakanapo | 2007年9月17日 09:49
sakanapoさん、はじめまして~。
トラックバックとコメント、ありがとうございました。
武田パートは、本当にもうどうでもよくなってきました(^^;)。
今回の大河はよそのお家事情もみっちり描いてくれているので、どうしてもそちらと比べて見劣りするのを如何ともしがたいです。
私だったら、仕官するなら、カリスマ性の長尾家か、皆が仲良さげな真田家か、氏康の男気に惚れてしまう北条家ですねぇ・・・(爆)。
投稿: 葵 | 2007年9月18日 08:33