シド・バレットが亡くなっていた
○今日の一枚。

← 平井堅、浴衣&メガネ姿。
先日、コンサートの模様をちらりとテレビの芸能コーナーで拝見し、
この濃ぃい顔(しかも、今は銀髪に近い髪色)、
それで浴衣、
しかもメガネ男子、
その上、トークは関西弁
というギャップに、今更のようにノックアウトされました。
浴衣は、実際はもっと薄い色合いだったような気がする。
(自分の好みで、藍色にしてしまったけれど。)
なお、この時の芸能コーナーでは、映画の宣伝に来日したジョニー・デップ(メガネ着用)に
イベントの席上で司会者が「メガネ男子」なる日本語を教える・・・という一幕もありました。
「メガァネ・ダンスィ」と復唱させられているジョニー・デップ、意味もわからず可哀相でした。
いいのか、芸能コーナー。
そして、それにいちいち反応する私。
○追悼シド・バレット
私はメンクイなので、ビートルズメンバーの中でルックスで選ぶのならジョージ・ハリスン派であった。
同様に、ピンクフロイド・オリジナルメンバーの中からなら、間違いなくシド・バレットを選ぶ。(リック・ライトも好きですが。)
私がシド・バレットの存在を知ったのは、ピンクフロイドのアルバム「狂気」を聴いてから。
「夜明けの口笛吹き」には参加していて、しかもリーダー格だったシド・バレットというミュージシャンが
今は精神的に不安定になり、ロジャー・ウォーターズに「あなたにここにいて欲しい」と呼びかけられている・・・という事柄自体に、興味を持ったのが始まり。
近所のレコード屋さんに、シド・バレットのソロ・アルバムの在庫があるのを幸い、
お小遣いをはたいて買ったのだった。
中学生にしては、大胆な試みだったと思う。
タイトルは「ザ・マッドキャップ・ラーフス」。
邦題は「帽子は笑う ・・・不気味に」と訳されていたっけ。
さて、このアルバム、プロデュースはかのジミー・ペイジだと記憶するのだが、
とにかくアコースティックギター一本でシドが歌う、歌う。
殆ど前奏のないままに始まり、
甲高い声と底篭るような低音を駆使してメロディアスに歌われ、
始まった時と同じように唐突に終わる荒削りな曲は、
それでも今まで聴いていたどんな音楽よりも耳に残り、
耳について 思い出すと怖くて眠れないほどになった(爆)。
そして、CD版ではどうなっているのか判らないのだが、アルバム版だと
なんといっても中ジャケの怖さが特筆もの。
白いTシャツと薄い色のジーンズを着て、蓬髪が額に、目にかぶさったシドが、中腰から立ち上がろうとするところの分解写真が、大きなものから小さなものまで、まるで∞を描くようにコラージュされているのだ。
(どういうシュールなアルバムだ。)

・・・えーと、追悼しているんだか、自分の受けたインパクトを語っているんだか判らない様相を呈して参りましたが、
要は、それほど衝撃的な出会い方をしたロックアーチストは、後にも先にもシド・バレットしかいないのである。
同じシドでも、元セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスなんて可愛いもんじゃないか、と思えるくらい。
(ちなみに、鋭い顔をしている時のシド・バレットは、アントナン・アルトーのような容貌でもあり、それすらアルトーの精神的荒廃を考え合わせると怖いものがある。)
そんなシド・バレットが、7月初旬、享年60歳にて逝去されていた。
私の頭の中では、彼の歌がまた鳴り響いている。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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